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2026.07.01 コラム

トマトの実のお尻が黒くなる原因は?尻腐れの見分け方と対策

病気ではなく生理障害。夏場に起こりやすい原因と、早めにできる予防管理を紹介します。

トマトを育てていると、実のお尻部分が黒くへこんだようになることがあります。
一見すると病気のように見えますが、これは「尻腐れ」と呼ばれる生理障害の一種です。

特に、気温が高くなる時期や、水分管理が不安定になりやすい時期に発生しやすく、家庭菜園でもよく見られる症状です。

トマトの尻腐れとは?

トマトの尻腐れは、果実のお尻側が黒くなり、へこんだようになる症状です。
熟す前の青い実にも発生することがあり、一度症状が出た部分は元に戻りにくいのが特徴です。

病気ではなく、主に栄養や水分バランスの乱れによって起こる生理障害とされています。

尻腐れが起こる主な原因

カルシウム不足

トマトの尻腐れは、果実にカルシウムが十分に行き渡らないことで起こりやすくなります。

土の中にカルシウムがあっても、根の働きが弱っていたり、水分の吸収が不安定だったりすると、果実まで届きにくくなることがあります。

水分管理の乱れ

乾燥が続いたあとに急に水を与えたり、大雨で土が過湿になったりすると、根の吸収バランスが乱れやすくなります。

特に鉢植えやプランター栽培では、土の乾きすぎに注意が必要です。

高温・根傷み

夏場の高温や強い日差しで根が弱ると、養分を吸い上げる力が落ちます。

その結果、カルシウムなどの成分が果実に届きにくくなり、尻腐れが出やすくなります。

チッソ過多・草勢の乱れ

肥料のチッソ分が多すぎると、葉や茎の生育が強くなりすぎ、果実との栄養バランスが崩れることがあります。

葉がよく茂っているのに果実に障害が出る場合は、肥料バランスも確認したいところです。

黒くなった実は元に戻る?

一度黒くなった部分は、基本的には元に戻りません。

症状が軽ければ黒い部分を取り除いて利用できる場合もありますが、腐敗が進んでいる場合は取り除いた方が安心です。

大切なのは、次に実る果実で同じ症状を出さないように、早めに管理を見直すことです。

尻腐れを防ぐためにできること

水分を安定させる

乾燥と過湿を繰り返さないように、土の状態を見ながら水やりを行います。

プランター栽培では、真夏に土が極端に乾きやすいため、朝の水やりを基本にし、必要に応じて夕方にも確認します。

根を傷めない管理をする

高温時の肥料のやりすぎや、水切れによる根傷みに注意します。

敷きわらやマルチなどで土の乾燥を防ぐことも有効です。

肥料バランスを見直す

チッソが多すぎると草勢が強くなりすぎることがあります。

果実の肥大期には、チッソだけでなく、カリやカルシウムなどのバランスも意識します。

カルシウムを補給する

尻腐れが出やすい時期には、カルシウム資材を活用する方法もあります。

葉面散布タイプの資材は、根からの吸収が不安定な時期の補助として使いやすい選択肢です。

カルシウム補給に使いやすい資材

尻腐れ対策としてカルシウム補給を考える場合は、葉面散布タイプのカルシウム資材も選択肢になります。

葉活酢は、食酢と卵殻からつくられたカルシウム肥料です。
水で300倍を目安に薄めて葉面散布することで、カルシウム補給をサポートします。

トマトの尻腐れが気になる時期や、カルシウム不足を予防したい場面で使いやすい資材です。

尻腐れ対策のカルシウム補給に
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夏野菜の生育不良が気になる方へ

トマトの尻腐れ以外にも、夏野菜では葉先枯れ、葉色不良、草勢低下、果実肥大の鈍りなどが見られることがあります。

症状に合わせた液肥・葉面散布資材の選び方は、下記の特集ページでも紹介しています。

特集:夏野菜の生育不良・尻腐れ・葉先枯れ対策

尻腐れは早めの予防管理が大切です

トマトの尻腐れは、病気ではなく、カルシウム不足や水分管理の乱れ、高温による根傷みなどが関係して起こる生理障害です。

一度症状が出た果実を元に戻すことは難しいため、次の果実で発生を防ぐことが大切です。

水分管理、肥料バランス、根の状態を確認しながら、必要に応じてカルシウム補給も取り入れてみてください。